みどころ

時代ごとに紐解くジブリ作品の魅力

“金ロー“とジブリのヒストリーを辿る圧巻のデータベース!

「金曜ロードショー」はこれまで200回以上にわたってスタジオジブリ作品を放送してきました。その歴史はスタジオジブリが人気を確立し、作品の評価を不動のものとしていく足跡とともにあり、現在も続いています。番組の放送が始まった1985年は、スタジオジブリが“スタジオ開き”をした年であり、日本テレビが特別番組で「風の谷のナウシカ」を初放送した年です。本展ではそんな1985年を起点に、スタジオジブリ作品の公開年、そして「金曜ロードショー」で初放送された年がどんな時代だったのかを振り返りながら、映画の魅力に迫ります。昭和から平成、令和に至る世相を、各時代の記憶と記録を通じて浮かび上がらせていきます。

名シーンを絵コンテで振り返る!ジブリ作品の“設計図”に迫る

「風の谷のナウシカ」から「アーヤと魔女」まで、スタジオジブリのほぼ全作品の絵コンテの一部を展示しています。絵コンテとは、いわば映画の設計図。シーンの流れをコマ割りしたもので、場面構成やセリフなど演出イメージがつかめます。作品の生まれる過程を間近で見られる貴重な機会となるでしょう。

『君たちはどう生きるか』ゾーン

主題歌・米津玄師「地球儀」空間が登場

第96回アカデミー賞で長編アニメーション映画賞を受賞した宮﨑駿監督の映画『君たちはどう生きるか』ゾーンが登場します。同作の主題歌「地球儀」誕生のきっかけの一つとなったのが、米津玄師さんがドキュメンタリー映像で宮﨑監督が地球儀に身近な景色を描き入れている姿を見たこと。地球儀に新しい世界を創り上げる様を見て「宮﨑さんのやってきたことの本質的な部分が詰まっている」と感じたそうです。本展では、主題歌「地球儀」のジャケット画を表現した美術セットを展示します。
※宮﨑駿作 地球儀「身近な世界」(三鷹の森ジブリ美術館収蔵)の展示はありません。
※美術セットは撮影可能です。
※セットの椅子に座っての撮影は、会場内混雑回避のため、平日・土日祝日とも不可となりました。ご了承ください。

ジブリ映画ポスタースタジオ

ポスターの主役はあなた!

スタジオジブリ作品のポスターの中に飛び込んで、主人公のように撮影できる、新しい展示空間。まるで架空のスタジオに迷い込んだような場所で、作品の主人公になった気分を楽しめます!
・撮影可能な作品は「魔女の宅急便」「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」「猫の恩返し」「崖の上のポニョ」です。

小人になれる? 不思議なAR体験

アリエッティの世界AR

特別協賛のau(KDDI)の協力により、ARコンテンツを提供します。
アプリ「SATCH X」をダウンロード(無料)し、会場内の「ジブリ映画ポスタースタジオ」にある「借りぐらしのアリエッティ」ポスター付近のARマーカーを読み込むと、アリエッティと同じ目線で巨大な植物と虫たちが溢れる世界をARで体験できます。
画像、映像はスマートフォンに保存できます。

  • ※イメージ

音と光に包まれるジブリの幻燈楼

音と光に包まれて

2018~19年に開催された展覧会「ジブリの大博覧会」富山展のために作られた巨大な「ジブリの幻燈楼」が京都に初登場します。
「幻燈」とは、フィルムや造形物などに強い光を当てて、レンズで幕などに拡大映像を投影して見せることができる装置。ガラスの町・富山の富山ガラス造形研究所、富山ガラス工房、地元作家らが制作を担当し、スタジオジブリが監修しました。
キャラクターをモチーフとしたガラスに光を照射することで、映画の世界観を音と光に包まれながら体感できます。

  • ジブリの幻燈楼

風の谷のナウシカ 王蟲の世界

“金ロー“とジブリの原点

「金曜ロードショー」とスタジオジブリのヒストリーにおける原点である「風の谷のナウシカ」。本展では稀代の造形作家として世界に多くのファンを持つ竹谷隆之さんらが作成した造形物をもとに映画に登場する“腐海”の空間を表現しました。圧巻のクオリティーで作られた王蟲、大王ヤンマ、ムシゴヤシなどが待つ空間は、来場者を魅了することでしょう。

腐海へ迷い込むAR体験

風の谷のナウシカ 王蟲の世界 王蟲AR

特別協賛のau(KDDI)の協力により、ARコンテンツを提供します。
アプリ「SATCH X」をダウンロード(無料)し、王蟲の展示場所にあるARマーカーを読み込むと、迫力ある大迫力な王蟲たちがARで出現。何が起こるかは会場でお確かめください。

  • ※イメージ
「風の谷のナウシカ 王蟲の世界」とマチカメ撮影

特別協賛のau(KDDI)の協力により、ARコンテンツを提供します。 プロ仕様の構図で写真撮影ができる遠隔カメラ「マチカメ」で、腐海のなかで王蟲と一緒にいるかのような写真を撮影することができます。

王蟲の世界がご自宅で

扉を開けると「王蟲の世界」へ通じる不思議なDOORが出現するアプリが登場。すでに展覧会に行った人も、これから行く人も、ご自宅にいながら王蟲の世界をじっくり 楽しむことができます。
アプリのダウンロードはこちらから